2003年 宇治・平等院&嵯峨野・大覚寺

世界遺産・平等院鳳凰堂、標準レンズでは全景を撮るのは難しいのです


’03.6/28〜29に京都へ。駐車場の少ない京都の街の中を車で廻るのは難しいので、周辺にある寺院などを物色。比較的宿泊先に近い宇治・平等院と、嵯峨野にある大覚寺を訪問する。

6/28

28日は雨。思ったとおり宇治の街はすいており、南門前の駐車場へもすんなりと車を停められた。平等院へ来るのは高校の修学旅行以来。廻りの様子もすっかり変わってしまった。
平等院は1052年にもともと藤原道長の別荘であったものを藤原頼通が寺に改修、翌年、阿弥陀堂として鳳凰堂を建立したものである。鳳凰堂内には定朝作の国宝「阿弥陀如来像」が安置されている。雨のせいか参拝客は少なめであったが、それでも200人以上はみえていた。なお、入場料は大人600円。



右翼側から鳳凰堂内部を参拝できるようになっていた。(別料金500円が必要・さすがは世界遺産) なお、朱塗りの橋は2000年に復元されたもの。たしかに修学旅行のときは橋の記憶が無い。



’01年に国宝の仏像などを収納・展示することを目的に建てられたミュージアム「鳳翔館」。これが出来たので入場料が200円から600円にハネ上がったものと思われる。CGで再現した建設当時の絢爛たる鳳凰堂内部は見事。上階にはお土産屋あり。



宇治川が増水のため橋が通行止となり、予定していた源氏物語ミュージアムはキャンセルとした。このあと参道のお店で名物の抹茶アイスを食するが、蒸し暑い日だったのでおいしかった。




6/29

昨日とはうってかわった良いお天気。お天気につられ、予定していなかった嵯峨野・嵐山方面へ行く。♪京都嵐山大覚寺〜♪の歌で知られた大覚寺へ参拝。大覚寺は真言宗大覚寺派の総本山で、もともとは嵯峨天皇の離宮だったが876年に寺となる。1392年、南北朝の争いを終わらせる講和の話し合いをここでやったのは有名。
大覚寺の山門。意外と普通。同行したのは「恋に疲れた女」ならぬ、かみさんとムスメ。拝観料大人500円也。



本堂?である。扉には菊の紋章がついており皇室と関係が深い寺であることを示している。右下に鉄パイプが見えるが、現在一部の建物を改修中。文化遺産を残すには手間と時間とお金が必要。ちなみに平等院鳳凰堂も数え切れないほど修理がなされている。



寺の隣は「明月や池をめぐりて夜もすがら」(松尾芭蕉)の句で有名な大沢の池がある。



おなじみの渡月橋。橋の上流には保津川下りの終点船着き場がある。写真に写っていない右側の歩道・車道は人と車で渋滞中



以前は街はづれの侘びしさのあった嵐山・渡月橋周辺もこのとおりにぎやかな観光地と化していた。



歩道は整備され、お土産屋、レストラン、喫茶店に博物館などが軒をつらね、若いカップルを狙って人力車さんが何台も走っていた。写真は美空ひばり館。手前に植えられている木はりんごの木。




京都は町中がテーマパークのようなところ。ひょんなことで縁ができたのでこれからも何度か訪れることになりそうです。今後簡単なレポートなどををUPして行きますので、京都ファンの皆様?(いるのか?)どうぞ小期待ください。

2003/7/7 記す  


トップページへ