2007年 碓氷峠旧道(旧国道18号線)

碓氷峠にて、落ち葉に埋もれそう。


上信越自動車道の開通、碓氷バイパスの無料開放などにより、すっかり交通量の減った碓氷峠旧道だが、1年のうち紅葉の時期だけは別格。2007年11月7日、紅葉の碓氷峠旧道を走破するが、平日にもかかわらず、紅葉目当ての車がひっきりなしに走っていた。

国道18号線は、群馬県高崎市から碓氷峠を越え、長野県軽井沢町から小諸、上田、長野を経て新潟県上越市にいたる幹線国道(昔の北国街道)。峠の釜飯で有名な横川を過ぎたところに、旧道とバイパスの分かれ道があるが、迷わず左側の旧道へ。すぐに坂本の地区に入るが、昔は中山道坂本宿として賑わった町。その坂本を通過する場所にこの標識と第一カーブがある。



第一カーブを過ぎた場所にこの標識。右折すると霧積温泉。道なりに進むといよいよくねくねとした碓氷峠旧道が始まる。ちなみに峠の全長は12.2kmカーブの数は183、標高差は約500mある。



2kmほど先にある碓氷第三橋梁(めがね橋)。明治26年に開通した旧信越線の橋で、1993年に国の重要文化財に指定された。



橋をくぐると上へ登る階段がある。



橋の上はこんな感じ。昔ここをアプト式の電気機関車にひかれた列車がガタン・ゴトンと走ったものだ。私も子供の頃に一度だけ、この列車で東京へ行ったことがある。



橋から下を見るとこんな感じ。駐車場があるが7〜8台しか停まれない。



橋から上を見るとこんな感じ。コンクリートの橋が見えるが、新幹線開通に伴い、廃線となった信越線の橋。



車に戻って碓氷峠を駆け上る。



勾配はそれほどでもないが、カーブの連続で直線区間はほとんど無い。



ヘアピンカーブもたくさんある。



第一カーブから12.2kmで長野県軽井沢町と群馬県安中市(以前は松井田町だった)の県境となる。昔はここまで15分くらいで走ったものだ。

OMAKE

観光名所とはなっているが、くれぐれも国道に立っていることをお忘れなく。


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