2008年 淡路島一周

本土と淡路島を結ぶ明石海峡大橋。橋の下を今もフェリーがゆく。

2008年3月1日~2日にかけて、淡路島を一周する。淡路島は兵庫県と徳島県の間にある島で、大きさはちょうどGUAM島ほど。名産はタマネギ、びわ、さつまいも、海産物などで、気候は温暖にして小雨、夏場は海水浴客で賑わう。1998年に開通した明石海峡大橋により、本州・四国とは橋によってつながり、淡路島は交通の動脈として、また、リゾート地として変貌しつつある。

3/1 明石海峡大橋と震災記念館・野島断層保存館

1998年に開通した明石海峡大橋の影響により、本土と淡路島を結ぶフェリーボートは次々と廃止されたが、唯一残ったのが明石港~岩屋間の明石淡路フェリー、愛称「たこフェリー」!料金は大橋よりも安く設定されており、写真のとおり利用する車は多い。



24時間、運行している。



出航してすぐ左手に明石海峡大橋が迫ってくる。



やがて、大橋の下をくぐる。写真愛好家なら絶対フェリーをお勧め。



なんとも関西らしいネーミングだ。



岩屋港に上陸して、まず向かったのは淡路市(旧北淡町)にある震災記念公園・野島断層保存館。入場料は500円



図面の赤い部分がマグニチュード7を超えた場所を示す。兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災とも呼ぶ)の概要については以下のとおり。
(Wikipediaより抜粋)
地震の発生場所は建設中の明石海峡大橋のほぼ真下で、この影響により橋の長さが1m長くなったのは有名な話である。



右にずれたネギ畑



地震による断層



屋根を架けて保存された断層。ちなみに天然記念物に指定されている



当時の被災した民家がそのまま保存されている



再現された台所の内部



台所の時計は止まったまま。



震災記念公園を後に、淡路サンセットラインをひた走り、15:00頃、南あわじ市にある南淡路ロイヤルホテルに到着。



ホテルの窓から見えた鳴門海峡に沈む夕日。大鳴門橋が見える。橋の向こうは四国・鳴門市。

3/2 大塚国際美術館

2日目は鳴門大橋を渡って鳴門市・鳴門公園にある大塚国際美術館へ。
「大塚国際美術館」は、大塚製薬グループが創立75周年記念事業として平成10年3月に徳島県鳴門市に設立した日本最大の常設展示スペース(延床面積29,412平米)を有する「陶板名画美術館」で、館内には、6名の選定委員によって厳選された古代壁画から、世界25ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに複製しています。それらは美術書や教科書と違い、原画が持つ本来の美術的価値を真に味わうことができ、日本に居ながらにして世界の美術館が体験できます。(大塚国際美術館HPより)
玄関からエスカレーターに乗り、地下3階から入館(大人3150円)すると、まず最初に入る部屋が、このシスティーナ礼拝堂。ミケランジェロの作品でローマ、バチカン共和国にある。



絵画を展示した館内はこんな感じ。世界の名画の陶板画が所狭しと飾ってある



屋外に設置された、睡蓮(モネ、パリ、フランス)の前で説明する学芸員さん。2時間喋りっぱなし。



スクロヴェニー礼拝堂。パドゥバ・イタリア。

世界の名画のほんの一部ですが、ご鑑賞ください

(作品名。作者名、作品のある街、作品のある国)

アレキサンダー大王モザイク画。作者不明、ナポリ、イタリア。



受胎告知。レオナルド・ダ・ヴィンチ、フィレンツェ、イタリア。



聖家族。ミケランジェロ、フィレンツェ、イタリア。



美しき女庭師。ラファエロ、パリ、フランス。



ヴィーナスの誕生。ボッティチェッリ、フィレンツェ、イタリア。



春(ラ・プリマヴェーラ)。ボッティチェッリ、フィレンツェ、イタリア。



最後の晩餐(修復後)。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミラノ、イタリア。
ちなみに、反対側に修復前の画もある。



ムーラン・ド・ギャレット。ルノアール、パリ、フランス。



落ち穂拾い。ミレー、パリ、フランス。



グランド・ジャット島の日曜日の午後。スーラ、シカゴ、アメリカ。



皇帝ナポレオン一世と皇后ジョセフィーヌの戴冠。ダヴィット、パリ、フランス。
古代壁画から現代絵画まで、世界25カ国、190余りの美術館が所蔵する約1000点にのぼる名画や名作品が、ここで見れてしまうという、大変な欲張り美術館である。また、建物も最新の建築技術で作り込んであり、実に快適。館内にあるレストランで食べたオムライス(900円)も美味。画の好きな方には、充分な時間をかけて見学することをお勧めする。

OMAKE

今回使用した車は農道のポルシェ、スバル・サンバートラック!200km位なら、ならし運転で経験済みだが、400kmを超えて運転するのは初めて、もちろん高速道路も初体験であったが、結果は無問題。
登坂と80km/h以上の高速は苦しいものがあるが、平らな普通の道であれば、充分普通車に並んで走れた。また、ミスコースにより、どんなに狭い道に入り込んでも余裕綽々で、Uターンも楽々であった。
燃費は1258km走行し、91.3Lのレギュラーガスを充填したので 13.77km/L とあまり良い数字でなかったが、帰路は荷物(100kg位)があり、また不得意な高速道路があったので、まあやむを得ないところか。



南あわじ市の手前にあった菜の花畑。淡路島はもう春がきていた。

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