2008年 石清水八幡宮・壬生寺・西本願寺

石清水八幡宮本殿脇に咲いていたさざんか


2008年11月3日から4日にかけて再び京都へ。今回は今まで見落としていたと言ってもよい寺社を訪問する。

石清水八幡宮

石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は京都府八幡市男山山上にある神社である。宇佐神宮などとともに日本三大八幡宮のひとつに数えられる。二十二社の上七社の一つであり、旧社格官幣大社。本殿など建造物9棟が国の重要文化財に指定されている。 また、本社は伊勢神宮に次ぐ国家第二の宗廟とされている。
(Wikipediaより抜粋)
ちなみに日本三大八幡宮とは大分県宇佐市にある宇佐神宮、神奈川県鎌倉市にある鶴岡八幡宮とここである。

アクセス

名神高速・大山崎ICを出たら左折してすぐ右折。天王山大橋を渡ったら右折。宇治川と木津川を渡ったら左折してすぐ右折、八幡市駅の踏切を越えまっすぐ行くと専用駐車場あり。ただし、駐車料金は1000円と高いので、若干遠くはなるが踏切手前の市営駐車場(1時間100円))を利用するほうがお得。

本社へ登る参道は何本かあるが、これは表参道。ゆるい勾配のつづら折れの石段が続く。



参道の途中に見事な竹林あり。この竹がエジソンと結びついている。(詳細は後述)



平日の朝だったので参拝客は少ない。石灯籠が見事。



これが本殿。見事なつくりである。



本殿南門(といっていいのか?)は唐門風のつくり。



本殿をはじめ全域が重要文化財に指定されている。



本殿東側にさざんかの花が咲いていた。



灯籠をバックに撮影



境内の一角にエジソン記念碑がある。エジソンが発明した白熱電球に使用されたフィラメントに最適だったのが八幡の真竹だったことを記念したもの。詳細は こちら 。



本社の裏側に男山展望台がある。イラストにはまだ京滋バイパスは描かれていない。



京都の街が一望といきたいところだが、樹木や草が生い茂っており、あまり眺望はきかない。なお、この展望台のすぐ下に八幡市駅へ降りるケーブルカーの男山山上駅がある。



裏参道を降りてゆく途中右折するとに石清水のいわれの基となった清水が祀ってある。もともとここには石清水寺という寺があったと伝えられている。



松花堂弁当で有名な松花堂昭乗の庵の跡などもあり、詳細は以下のとおり。
「松花堂」の名は、江戸時代初期の石清水八幡宮京都府八幡市)の社僧であった松花堂昭乗1584年 - 1639年)に因むものである。昭乗は、農家が種入れとして使っていた器をヒントにこの形の器を作り、絵具箱や煙草盆として使用していた。
その入れ物が松花堂弁当に発展したのは、それから数百年たってからである。昭和の始め(昭和8年(1933年)頃とされている)、日本屈指の名料亭である大阪の「吉兆」の創始者である湯木貞一が八幡でこの器の話を聞き、弁当の器にすることを思いついた。十字形の仕切りがあることで、互いに味や匂いが移らないと考えたためである。異説として「松花堂昭乗が、上記の十字の仕切りがはいった箱に料理を盛って、来客をもてなした」とするものもあるが、おそらくこれは後世の創作あるいは誤解に基づくものであるとされている。
(Wikipediaより抜粋)
ここで「吉兆」が出てくるとは思わなかった、歴史とは面白いものだ。

壬 生 寺

壬生寺(みぶでら)は、京都市中京区壬生にある律宗大本山の寺院である。本尊は地蔵菩薩、開基は園城寺(三井寺)の僧快賢である。中世に寺を再興した円覚上人による融通念仏の「大念仏狂言」を伝える寺として、また新選組ゆかりの寺としても知られる。壬生寺は通称で、寺号を宝憧三昧寺、院号を心浄光院という。
(Wikipediaより抜粋)

アクセス

新撰組ゆかりの寺として知られる壬生寺は京都の街の真ん中、四条大宮の近くにある。大きな通りには面していないので最初に行くときはタクシーを利用した方がよい鴨。

表門より本堂を見る。



本堂は昭和37年に放火により焼失しており、その後再建されたもの。



本堂の隣に千体仏塔がある。



近藤勇の像や新撰組隊士の墓などがある。ちなみに壬生の屯所跡は寺のすぐ近くにある。

西本願寺

西本願寺(にしほんがんじ Nishi Hongwanji)は、京都府京都市下京区にある浄土真宗本願寺派本山の寺院。正式の寺号は本願寺(ほんがんじ)。同じ下京区内にある東本願寺(正式名称は真宗本廟)と区別するために「西本願寺」「お西さん」などと呼ばれることが多い。 2011年4月9日より本願寺御影堂にて親鸞聖人750回大遠忌法要開始予定。
(Wikipediaより抜粋)

アクセス

JR京都駅の正面口を出ると目の前に京都タワーがある。タワーの右側の道を北へ10分ほど歩くと東本願寺、東本願寺手前の交差点を左折して15分ほど歩くと西本願寺到着。実を言うとあんまり解りすぎる場所にあるので西本願寺は今回初めて行った。

これは阿弥陀堂門。本願寺は目下平成の大修復工事中なので御影堂(ごえいどう と読む)門は閉鎖されている。



阿弥陀堂、重要文化財に指定。



御影堂、こちらも重要文化財。なお、修復工事に伴い架けられていた大屋根はもう無かったが、残念ながら立ち入り禁止。



金閣、銀閣と並び京の三閣と呼ばれる飛雲閣(国宝)。ここへ一番入りたかったのだが、だめだった。



これも国宝の唐門。なお、この大修復工事は平成21年3月31日に完了するとのことである。

OMAKE

京都から帰る途中にある国道19号線、木曽の桟(かけはし)。紅葉と木曽川の水の色がきれい。なお、中央の赤いアーチ橋は桟とは関係無い。木曽の桟は左側にある一本の木の後部分、国道の下がわざわざくりぬかれて2本の柱で道路を支えている場所に以前あった。
ここは中山道で一二を争う交通の難所であったが、慶安元年(1648年)に尾張藩が大金を投じて、この難所に石垣を築き、その上に桟を渡して人馬が安全に通行できるようにしたもので、後の鉄道や国道工事でコンクリートに隠れてしまう予定のところ、歴史的構築物が見えなくなってしまうことを惜しむ声があり、このように一部を見えるようにした。
木曽川の対岸には桟温泉があり、温泉からはこの木曽の桟がよく見えるとのことである。



夕暮れの里山風景、茅野市から大門街道を白樺湖方面へ登る途中で撮影。中央の山は蓼科山。

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