2008年 飛騨大鍾乳洞・白川郷・海王丸パーク

総帆展帆し、優美な姿を見せる海王丸


2008年11月1日から2日にかけて飛騨大鍾乳洞-白川郷-海王丸パークを見てきました。ハイライトは総帆展帆(そうはんてんぱん)した海王丸。時間に余裕があったのでちょっと寄ってみたら、今年最後のイベント開催中で超ラッキー! おかげで帆船の帆の張り方をしっかり見学させてもらいました。

飛騨大鍾乳洞

松本から西へ国道158号線をひた走り、安房トンネル(普通車750円)、平湯トンネル(無料)を抜けしばらく行くと右側に飛騨大鍾乳洞の案内あり。佐久を出発してからここまで約2時間30分、高山も近くなったものだ。
実はここへ来るのはこれで三度目だが、前回来たのがン十年前なのでずいぶん外の様子が変わっていた。エントランスの建物から写真にある渡り廊下を渡り、右側から入洞する。



中へ入るとまずはこんな感じ。



国会議事堂はまあまあだがテンガロンハットはちょっと無理。



だ、そうだ。



これは鍾乳石では無い。へその下のポニョか(^^;;



鍾乳洞の発見者である大橋さんが世界中から集めたコレクションを展示した大橋コレクション館があるが、こんなものが飾ってある。



2007年3月18日に発生した金塊強奪事件により時価2億円の金塊は白昼堂々盗まれてしまったが、翌年4月4日、福岡で発見(犯人も逮捕)され戻ってきたものである。



こんな形で発見された金塊がそのまま展示してある。3割近くは戻ってこなかったが、それでも時価は2億2千万円にせり上がっている。山吹色がまぶしいぞい。

白川郷

高山は何度も行ったので通過。中部縦貫自動車道を利用、飛騨清見ICから白川郷ICまで移動する。名神高速一宮JCから飛騨清見ICまでは通ったことがあるので、そこから先は初走行。飛騨トンネル(11km)の長さにびっくり。
白川郷ICはかなり高い場所にあるので、国道156号線までだらだら坂を下り、Uターン気味に合掌集落に向かう。休日ということもあり、国道は一寸摺りの状態、1時間ほどかかってやっと村営駐車場に入ることができた。
吊り橋をゆられて白川郷合掌集落に渡る。足下には庄川が流れている。



これが世界遺産、白川郷合掌集落。合掌造りの家その1。



合掌造りの家その2



合掌造りの家その3



合掌造りの家その4



合掌造りの家その5 時間が無くなってしまったので民家には入れなかったが、世界中から観光客が押し寄せるようになったのにはびっくり。これが世界遺産効果か。

泊まり

この日の泊まりは砺波市にある砺波ロイヤルホテル。温泉にゆったりつかってから、夕食はフレンチのフルコース。泊まった部屋は砺波平野を一望する最上階13階の部屋。砺波市の夜景がきれいだった。

海王丸パーク

この日の予定は氷見で昼飯ぐらいだったので、時間に余裕があり、国道472号線の標識に従って射水市新湊にある「みなとオアシス海王丸パーク」に寄る。
無料駐車場にBLを停めて少し歩きだすと、係留された海王丸がすぐ目に入った。



海王丸(かいおうまる)は大型帆船船名である。文部省航海練習船として1930年昭和5年)に進水し、約半世紀にわたり「海の貴婦人」として親しまれた。
1984年(昭和59年)に引退し、航海練習船としての役割を海王丸II世に引き継いだ。引退後は富山新港(伏木富山港新湊地区)の海王丸パークにて展示公開されている。姉妹船として日本丸がある。
(Wikipediaより抜粋)



普段は帆をたたんだ状態で係留されている。乗船してみようと思ったらなにか様子がおかしい。



何と、年10回しかやらない総帆展帆(そうはんてんぱん)の日にあたってしまったのだ。ラッキー!



船の上には大勢の白い作業服を着た人たちが、よく見ると女性もいる。



やがて「のぼれ」の号令とともに何人かがマストに登り始めた。



横に並ぶ帆げたのことをヤードと言い、ヤードに張る帆をセイルと言うが一番上からロイヤルセイル、アッパートゲルンセイル、ロアートゲルンセイル、アッパートップセイル、ロアートップセイル、フォアセイルという。



船首にも3枚の三角形の帆があるがジブと呼ぶ。



ヤードに巻き付けた帆をほどいた状態をルーズと言う。



いよいよ帆を開く作業が開始されたが最初はジブから開く。



次は下から2番目のロアートップセイル。



作業員は皆ボランティアだそうだ。ちなみに 海王丸パークHP ではボランティア募集中。



次はアッパートップセイル。ジブも2枚目を開く。



後にある帆はスパンカーと言う。



トゲルンセイルを開いたら最後にロイヤルセイルを開く。



こうして29枚の帆を全て張ることを総帆展帆といい、たたむことを畳帆(じょうはん)と言う。



先にも述べたとおり、帆を張った海王丸は年10回しか見ることができない。偶然ではあったが、珍しいものを見せてもらった。(しかも只)

OMAKE

これで富山の旅は終わり・・・・・・では無い。最後に行ったのは氷見港にあるばんや料理ひみ浜。 11月下旬でないと捕れないはずの寒ブリがなんとメニューにあるではないか! さっそくいただく。 う~ん、余は満足じゃぁぁぁ・・・。

あ、写真取り忘れた。


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