セルボ 118000km・4度目車検 & ALTO Lapin について

2009年8月に購入したスズキ・セルボ(HG21S)が4度目の車検を受けた。走行距離は118160kmと、今まで所有した車では最長不倒距離!を記録していたので、買い換えも考えたのだが、大蔵省折衝の失敗により乗り続けることとなった。
2018年8月1日に購入した市内のスズキディーラーにセルボを持参、いつも通りに2日で出来るはずだったが、やはり最長不倒車はそう簡単にはいかず、23日という今まで経験したことの無い日数を要してしまった。原因は ドラシャブーツの交換作業中に発見されたフロント左ドライブシャフトのヒビ! そしてお盆時期も重なりパーツの入手に時間がかかってしまい、こんな結果になってしまった。
あと、残念だったのが昨年9月に自分で交換した社外品のイグニッションコイルに不具合が発生しており、結局純正品と交換になる。安物買いの何たら・・・を地で行ってしまったようだ。

4度目車検の内訳は以下のとおり。
 24ヶ月法定点検   26,723円
   
 自動車賠償責任保険料      33,580円
   
 フロントドライブシャフト・レフト一式        44,700円
 ドラシャブーツ一式   4,300円
 ドライブシャフト交換費用 7,740円
   
 イギニッションコイル一式 24,750円
 イグニッションコイル交換費用 0円
 
 CVTフルード交換  2,450円
 マフラーステー剥離部分溶接  3,250円
 冷却水リザーバータンク交換 2,950円
 フロントウィンドウブレード交換 1,590円
 右ブレーキランプ交換 1,000円
   
 消費税 9,567円
   
 合計 162.600円
その他にもタイロッドエンドブーツ交換やバッテリー交換などのメニューがあったが、予算オーバーの為後回しにする。



5度目の車検は考えていないので、とにかくあと2年(もしかして1年)、なんとか頑張ってほしい。

Lapin について

ラパンは通常”ラパン”で通っている”カワユスくるま”だが、正しくは”アルト・ラパン”という名のスズキ・アルトの派生車(以降ラパンと呼ぶ)。今回、前代未聞の長期代車となってしまったが、こんなことになるのならワゴンRかNewスペーシア、はたまたNewジムニー(これは無理か)の方が良かったのだが、選択権は無いので仕方ない。
ラパンは2002年、1999年に登場したダイハツ・ミラジーノの対抗馬として登場。開発コンセプトは「ゆるさ」であり、静粛性、乗り心地、使い勝手の良さに配慮して、「自分の部屋にいるようなくつろぎと心地よさ」を訴求点としているのだそうだ。このコンセプトは女性購買層の支持を得て初代から人気車種となり、3代目開発時にはユーザーの9割は女性であり、うち6割が20代から30代の若い女性であったとされている。2年前の車検時に代車として借りたフレンチミントパールのスペーシアに続いてオジさんには若干抵抗のある”くるま”に、また当たってしまった。



フロントマスクはこんな感じ。丸目のライトがかわゆいのだとか・・・



サイドはまるで”ミニ”。タイヤは全車155/65/R14。当該車にはBSエコピアが装備されていた。



リアはこんな感じだが、リアのコンビライトも丸く仕上げてある。



ラゲッジスペースは小さく、必要最小限といったところ。



運転席はベンチシート。肘掛けもあるのだが邪魔なので使用せず。厚手のファブリック生地が気持ちよい。なお、オーディオは無し。



後部シート廻りはこんな感じで、シートを小さくしていることもあり、足下は広い。



ラパン(Xモデル・4WD)は2015年に登場した3代目で、全長3395mm、全幅1475mm、全高1525mm、ホイールベース2460mm、水冷直3DOHC、最高出力は52ps/6500rpm、最大トルクは6.4kg/4000rpmという、ごく普通の4WD軽自動車であるが、ベースとなったアルト同様、従前のモデルと比較して車両重量730kgと、100kg以上軽くなっている。
着座してみてからの第一印象は室内の広さ。セルボと違い前後左右の窓は立ち気味で、シボりも少なく室内空間は充分に確保されている。ちょっと薄めのシートも座り心地は悪くなく、ベンチシートも慣れれば快適。最近主流となったハイト系軽自と比べれば天井は低いのだが、むしろこれくらいのほうが、自然な感じがする。走り出すと100kg以上の軽量化が効いて、加速や登坂に大きな不満は無い。しいて言えばCVTのうなり音と、スピードが正比例しないことぐらいか。
走りが軽快なのは良いのだが、乗り心地は軽さが裏目に出て、少し揺すられ感がある。ブレーキの効きは問題なし。あとは33.2km/Lと謳った燃費だが、391.2km走行後に22.3Lのレギュラーガスを飲み込んだラパンの燃費は 17.54km/L と出た。真夏の試乗であり、エアコンは終始つけっぱなしで、短距離だけの試乗としてはまずまずの数字だと思われる。
先にも述べたとおり、ラパンというと女子専用車と思われがちだが、男性が乗っても意外といけるのでは?と筆者は思う。ベースとなったアルトは、どうしても”安ぐるま”のイメージがつきまとうがラパンにはそれが無い。さらに付け加えるとワクワクも無い代わりにガッカリも無い。とにかく毎日普通に乗っても飽きが来ない実用車であったことを報告してこの項目を終わりにしたいと思う。

2018/08/23 chiaki-k 記す