Suzuki・WagonR・Stingry (MH55S) について

2019/07/22〜現在に至る

10年ぶりに我が家のカーポートに収まった新車はスズキ・ワゴンR・スティングレー。グレードはハイブリッド・ターボ・4WD・セーフティ装置全部付き。カラーはA73の頃に戻ってホワイト(ピュアホワイト・パールメタリック)、ナンバープレートは車の色に合わせて、セルボと一文字違いのオリンピックナンバーを選択した。


それは3年前・・・

それは3年前、セルボのオルタネーターが異様な音を立て始めた時から始まる。結局新品に交換したが、この時から次のくるま選びがスタートする。そして、次に来たのが2年ほど前に始まったノッキング。イグニッションコイルの不良を突き止め、NETから購入した安物のコイルに自分で交換したまでは良かったが、安物買いのなんとやらで、半年ほどでノッキングが再発、結局ディーラーで純正品に交換してもらった。とどめとなったのが、昨年の車検時に発生した左フロントドライブシャフトの破損。その都度5万から10万円位の修理代が必要になってしまい、次ぎに何がくるのか不安になった。

消去法で決定

インプレッサなどの普通車やスイフトなどコンパクトカーも候補としてみたが、家庭の事情及び体力事情?により、軽自動車から選択することになった。。最初に考えたのは、おなじみスーパートール1BOX車。今、日本で一番売れているN・BOXやスペーシア、そして最も背の高いウェイクなどなど。もちろんワゴンRやムーブなどの元祖トールワゴン車はもちろん、変わった所ではミラ・イース、N・VAN、そしてアルト・ワークスも本気で考えた。
絶対条件としては高速道路も走ることからターボモデルであること、降雪を考慮し4WD車であること、後は大人4人が乗車して長距離を走行できることだったので、この時点でミラ・イース(プレオ+)、アルトワークスが落ちた。次の条件としては、なるべく軽量のモデルであることで、1トン近くになってしまうN・BOX、N・VAN、ウェイクが落ちた。最終条件はあまり売れすぎていない車種ということで、スペーシア、ムーブが落ちた。このように消去法により最後に残ったのがワゴンRという訳である。

ワゴンR・ヒストリー

ワゴンRは1993年に発売された軽自動車だが、それ以前の軽自動車は高さが135cm〜140cm程度のガマン系乗用型もしくは、軽トラックを改造したような乗り心地無視系商業型ワンボックスしかなかった。そこでワゴンRは床面を上げずに天井を15cmほど上げ、さらに座面を10cm程度上げたことで足下の窮屈感を無くし、視点を高くすることにより前後席とも視界が良くなり、開放感を得ることに成功する。
このように軽乗用車と、軽商用車を足して2で割ったような革新的なワゴンRは大ヒットし、フォロワーとなったダイハツ・ムーブ、ホンダ・ライフ、三菱トッポBj、スバル・ステラなどと共に”軽トールワゴン”という新しいジャンルを開拓して、ダイハツ・タントなどのスーパートール1BOX車が登場するまで、軽自動車のトップセールスの座に長く君臨した。

SPEC

今回、購入したワゴンRは6代目モデルで登場は2017年2月1日。時代に合わせてマイルドハイブリッドや自動ブレーキなどの安全装置がてんこ盛りの豪華版軽自動車である。全長3,395mm、全幅1,475mmは全ての軽自動車に共通しているが、全高は1.650mmと高い。かつては都会に多い立体駐車場に入れなかったこともあったようだが、今はそんなことは無さそうだ。
ホイルベースは2,460mmで、かつて所有したオペル・ヴィータより15mm長い! 注目の車両重量は850kgで、何とセルボSRより20kgも軽い!!  ちなみにノンターボのFFスティングレーは790kgという素晴らしいダイエットぶり。今回の車選びの80%はこれで決めたようなものである。!!!
エンジンは658cc、水冷直3・DOHC12バルブ・インタークーラー付きターボ、電子制御燃料噴射装置付きで、最大出力は64ps/6,000rpm、最大トルクは10.0kg/3,000rpmということで、1000ccクラスのガソリンエンジン車に匹敵する。
カタログ燃費はハイブリッド・システムが効いたのか27km/Lとなっているが、実際は0.7掛けの19km/Lといったところだと考えている。 まあ、1,000kmほど乗れば解るだろう。それより燃料タンクの容量が27Lと頼りないのだが、まあ、19km/L走ってくれれば、計算上500km近くは走るはずなので期待しよう。

初給油

2019年8月5日、初給油する。 スティングレーは400km走って23.4Lのレギュラーガスを吸い込んだので燃費は・・・

17.09km/L

梅雨明け後の一番暑いときなのでエアコンはフル使用、距離も近間をちょこちょこ走っただけにしては、まずまずといったところ。ちなみに車が表示する平均燃費は16.1km/Lと、結構低めに設定してあることが解った。
なお、ビンボーランプの点灯は目盛りがひとつになると同時で(ビープ音付き)、残燃料はは3.7Lだった。セルボは8L位残っていたので、スティングレーは警告後、早めに給油した方が良さそうだ。

その他装備品

ライト関係はLEDが多用されている。取説を読んでみると故障時にはバルブ(と呼んでいいのか)のみの交換は不可で、ライトシステムそっくり交換だそうだ。
軽自動車初のヘッドアップ・ディスプレィが標準で着いてきた。
ナビ・オーディオについてはオプション扱いとなっており、ナビシステムの値段には驚かされたので、オーディオを充実させる方向に走ることとして、本体にはケンウッドの2DINタイプ、スピーカーはカロの17cm4本を装備した。なお、ナビについては、いつもの脳内ナビを活用することとした。
なお、付録としてハンズフリー用マイクロフォンがおまけで着いてきたが、これは多分使用しないと思う。
ハンドルはスイッチやボタンだらけで、さらに裏側にはマニュアルシフト操作用のパドルが隠れている。 

左上:上の3つのボタンはオーディオ操作用、下はディスプレー切り替えとハンズフリーボタン
右上:上の3つのボタンはオートクルーズ操作ボタン、下はダミー。
左下:オートエアコンだが、スイッチが小さいので、少し慣れが必要
右下:オートウィンドーなどの操作ボタンは、ほぼセルボと同じ。

まるでひところのアメ車を彷彿とさせるボタン地獄で、本当に全部必要なのか疑問。

impression

購入した翌日慣運転を兼ねて野辺山までドライブ。第一印象は車の静かさと、乗り心地の良さだった。スタートで少し踏み込んだり登坂になると3気筒エンジンの吠える音が聞こえてしまうが、40km/h〜60km/hの定速走行では、少々褒めすぎだが普通車並に静かで、10年の進歩を感じる。タイヤは15インチサイズのBS・エコピアだが、55プロタイヤとは思えないほど路面の荒れを吸収し、結構な乗り心地を提供してくれた。
ケンウッドのオーディオはCDとFM/AMだけだが、今風の機械なのでスマホやタブレットからUSBorブルートゥース接続も可能。音質は200wの出力と5万Hzまで再生できるカロッツェリアの17cm×4本SPの威力でなかなかの音を聞かせてくれたが、Xの”blue・blad”中に挿入されたyoshikiの意味不明なトークが結構ハッキリと聞こえたのには驚いた。もちろん車の静かさも関係しているが。マニュアルシフト・パドルの操作は慣れが必要で最初はライトスイッチを間違えて引いてしまい焦った。
他のインプレについては、まだ慣らし運転中のため、高速道路やワインディングロード、夜間走行、そして燃費などの報告は後日としたい。
2019/07/28 chiaki-k 記す
↑では、”55プロタイヤとは思えないほど路面の荒れを吸収し、結構な乗り心地を提供してくれた”と書いたが、訂正が必要になった。1人〜2人ではまずまずの乗り心地だったが、大人4人を乗せたら、舗装の継ぎ目などからのの突き上げが発生! 発生源は後部サスと思われるのだが、55プロタイヤも絡んでいるのかも知れない。来年からにしようと考えていた15インチから14インチへのインチダウンを前倒しでやってみようかと思い出した。 
2019/08/06 chiaki-k 記す

OMAKE

2019年7月22日、市内のスズキ・ディーラーにて。セルボとワゴンRの2ショット。それにしてもこのガニ股オヤジ、なんとかならんのか。
WagonRショット1
WagonRショット2
WagonRショット3
いつもの野辺山開拓記念碑前で記念撮影。残念ながら八ヶ岳連峰は雲で隠れ気味だった。

HITOKOTO

明日で購入から1週間になるが、このキャディラックのような、又は三菱ふそうダンプカーのようなご面相に、いまいちなじめない。なんとかならないものか。


スティングレー 5000km

2019年7月22日に我が家にやってきたスズキ・ワゴンR・スティングレーMH55S(長いので、以降”スティングレー”と呼称)が、2019年11月18日に走行距離5000kmを超えたので軽くリポートします。


5000km到達地点

めでたく5000kmを超えた場所は立科町の町道。ステイングレーの向こうに見えるのは立科町の集落と太郎山など。
ホイールが変わっているが後述します。



正面の山は烏帽子岳と思われます。

燃費について


まずは、燃費から行ってみよう。

10月13日 18.61km/L

10月25日 17.87km/L

11月02日 19.00km/L

と、いうことで11月になってやっと目標の19km/Lに到達したが、もう一声ほしかった。

スーツケースを積んでみた

トランクスペースに70Lと50Lのスーツケースを縦に積んでみたら見事に収まった。さすがはワゴンと謳っているだけある。



↑の状態で座席はこんな感じ。普通の大人なら2人座れそう。ただ、3人の場合は、スーツケースを、どちらかの座席の前か、座席の上に置くしかない。

冬タイヤに交換

2019年11月18日、いつものカーアクセサリー屋でオイルを交換(化学合成油)してから、楽天サイトから購入したスタッドレスタイヤを自宅にて装着。
少し季節は早いのだが、11月に交換した方が、寒くなくて楽ちん。とくに、外したタイヤを洗ったりするときに感じる。



ブリジストン・ブリザック VRX 155/65R14 (日本製)。と、中国製アルミホイールの組み合わせ。ホイールは無難な10本スポークをチョイス。



トレッドパターンは写真の通り非対称。1000kmほど乗ってみたが、その進歩に驚いた。
1 静か・・・サマータイヤと変わらず
2 しっかり廻る・・・ブロック倒れは感じられない
3 乗り心地良好・・・当然ながら悪いはず無し
4 軽い・・・前の165/55R15と比べれば登山靴とウォーキング・シューズの差がある。
と、いうことで今のところ悪い箇所は見受けられない。

5000km impression

当たり前ではあるが、大きなトラブルは無し。気がついた点は以下の通り。
1 サイドウィンドゥの振動・・・・10cmほど窓を降ろすとビビリ音が発生。20cm以上降ろすと消えるのだが。
2 オ−トライト・・・切り替えの感度がいまいちなので、少なくとも私には不要。
3 屋根の振動・・・軽量化のためかドアを閉める度に屋根が持ち上がる。
感心したところは以下の通り。
1 最初から感じていたが、アクセルを踏み込まない限り実に静か。
2 ターボパワーには感動させられっぱなし。64ps以上出ているのでは。
3 LEDライトは感激の明るさと、太陽光に近い白さが感動もの。
4 オーディオシステムの音源解像力には恐れ入った。
なお、4人乗車時に発生した後部サスのつき上げについては、タイヤ交換後、まだ体験していないので後日とする。
2019/11/19 chiaki-k 記す

OMAKE

お馴染みの八ヶ岳開拓記念碑前のショット。見る角度によっては例のラジエターグリルの違和感も多少無くなってきたような気がする。


トップページへ