EA175Aについて

1982/6/25〜1991/6


慣らし運転で寄ったコンビニにて


1982年に購入したNITSUBISHI EA175A とは、またの名を三菱ランサー1800GSR ターボと言うごく普通の4ドアセダンです。(略してランタボ
WRC(世界ラリー選手権)で活躍し、ヨーロッパで先にデビューした2000ターボに影響され、国内デビュー前から購入を決めていたほどほれこんでいたのですが、少々期待はずれでした。
購入した翌日、恒例の慣らし運転で白バイにつかまるわ!小学生の長男を乗せて碓氷の旧道を散策中にコンピュータのトラブルにより、エンジンがかからなくなり立往生するわ、街の中で突然タイミングベルトが切れるわで、えらい目にあったことが今でも脳裏に焼き付いています。
全長 4230mm 全幅 1620mm 全高 1385mm 車両重量 1025kg のどうということのないFR小型乗用車です。
エンジンはOHC・4気筒 1795cc 最高出力 135ps(グロス値)/5800rpm 最大トルク 20kg/3500rpm 
今の車ならノンターボで、しかもネット値でこのデータを軽く上回りますから、ほんと、たいしたことはありません。
そして、一番の問題点はハンドリングにありました。
いわゆる、アンダーステア、それもかなりのド・アンダーだったんですね。さらにエンジンはトルクに山のあるターボときていましたから、舗装道路ではもちろん、ダートでのコントロールは実にシビアなものがあり、難しい車でした。
その証拠に、国内のラリーシーンでも、当初はこの車に乗ったドライバーも1年後にはほとんど他の車に買い換え、ランタボに引き続き乗ったドライバーは、ごくわずかなトップドライバー達だけでした。
まあ、たとえて言えば、BMWが洗練された貴族なら、ランタボは野武士といった感じの車でした。
それでも幸いなことに、ファミリーユースにはまずまず使える車だったため、まー、がまんしながら9年ほど乗って1991/6 にBF5Aに乗り換えた次第です。

慣らし運転で寄った木曽の桟


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