FM佐久平さんの毎週木曜日夕方6時30分頃より放送の豆蔵コラム。

 お話しされる方のお力(表現力)が素晴らしく、大変わかりやすく聴きやす番組です。

 在り来りなお話しよりも、普段豆蔵が感じた事(失敗談なども)を話題にしていきたいと思います。

                                                          

Vol.1〜Vol.20
  【Vol.21〜40】                                                         【Vol.41〜60】

 

 珈琲・・・ひと言で言うと簡単ですが、興味を持てばかなり興味深い飲み物です。

 珈琲好きな人はもちろん。苦手な方も、一歩踏込むと趣味の世界がかわります

 世界中で親しまれている珈琲・・・

 最近の円高で珈琲(輸入物)の価格が安くなってもおかしくないと思われる方も少なくないと思いますが

 ・・・あまり安くなったようには思いません。

 なぜ?それは今まで珈琲を飲む習慣及び関心の薄かったインド・中国が消費するようになった為

 市場でも珈琲が安くならない為でもあるのです。

 このインドや中国のように珈琲に興味をもたなかった人が、興味持つには色々な要素があります。

 例えば昔?喫茶店に行けば珈琲好きでもないのに「ブレンド・・・」など

 格好つけて雰囲気にひたった方も少なくないと思います。そのように格好から入って

 今では抜けられない方も多いと思いますし、初めて飲まれた珈琲が

 「興味をそそる味だった」なんて事もあるでしょうね。

 珈琲の苦手な方を見ていると、得てしてお砂糖やミルクをかなり入れて飲まれています。

 これはこれでかまわないと思います。ひとつのきっかけですからね!

 ただ、お砂糖の入れすぎは健康的にはあまり良くない傾向もあるため、珈琲を提供する側は

 砂糖の協力がなくても美味しく飲める珈琲を作らなくてはいけないと思ます。

 珈琲の味には「苦味・酸味・渋味・甘味」があいます。

 苦味・酸味・渋味は苦手な方でも甘味が苦手と言う人はあまりおりません。

 甘味のある珈琲にめぐりあえば、いつしかお砂糖がいらなくなるようになると思います。

 飲まれる方も、出来るだけ甘味を感じようと思う気持ちも大切だと思います。

 以上の事は持論もございます。異なる考えがあってもいいと思います

 珈琲にあまり関心の無かった方が、少しでも興味を持っていだだけるように。

 関心がある方には今まで以上に珈琲の魅力に入っていただけるような番組にしたいと思ってます。

 

 先週は、珈琲に興味をもってもらいたいと言うよな内容をお伝えしました。

 最初に飲んだ珈琲が美味しく感じられる方と、そうではない方がいるはずです。

 美味しく感じられた方はそのまま珈琲に興味や関心をもたれるはずですが

 そうではない方はそれ以降、缶コーヒーすら飲みたくなくなるようです。

 珈琲の苦手だっ方も、これからチャレンジしてみてはいかがですか?

 苦手な方も珈琲に関心や興味をもたれるきっかけが出来るような番組にしていきたいと思います。

 前回「珈琲の甘味」のお話しをしましたが、その人その人で珈琲の美味しさや甘味の感じ方は様々だと思います。

 例えば、酸味の中に甘味を感じる珈琲が好きと言う人もいれば苦味の中の甘味を感じるほうがお好きと言う方もおられます。

 比較的深く煎った苦味の珈琲のほうが甘さを感じられる気がしますが、酸味の苦手な方も

 酸味の中の甘味を追求すると、珈琲がもっと楽しいものになるかもしれませんよ。

 産地・・・銘柄、例えばブラジルやコロンビアなどの事ですが、銘柄によっても

 甘味の強い少ないがあります。色んな銘柄を試すのも楽しいですよ。

 ご自分に合う銘柄・焙煎度合いが見つかると思います。

 焙煎の方法や、その時に収穫された豆の善し悪しでも甘味など味が大分異なりますが

 お店で「甘味の強い珈琲」と言えば、それに近い珈琲を勧めてくれると思います。

 「甘味の強い珈琲」だけでなく、「酸味の強い珈琲」や、「後味すっきりの珈琲」など

 ご自分の好みの味を伝えてアドバイスしてもらうのも良いかと思います。

 深い焙煎珈琲の場合ですが、甘いお菓子・・・ケーキやクッキー・チョコレートなど

 一緒に食べると、珈琲の苦味は増しますが良く合いますよね。

 茶道の作法と違い、飲み物とお菓子を交互にいただいてもかまいませんが

 ・・・何か通じるものもあるような気もします 。

 豆蔵の場合は・・・酸味の珈琲に柿の種!これが好きなのですが…

 おかしいと言う人が大半ですけど…(笑)これが良くが合うんですよ。

 勇気のある方はお試しあれ・・・

 前回同様。今回も珈琲に興味をもっていただきたいと思うような内容になりましたが

 次回は焙煎仕立ての珈琲・時間の経過によっての味の変化についてお話ししたいと思います。

 以上の事は持論もございます。異なる考えがあってもいいと思います。

 あって当然。どれが正しい・どれが間違いなんか無いと思います。

 珈琲が美味しくいただければ、それが正解なのですから・・・

 

 豆蔵コラムでは毎回珈琲について、普段豆蔵が感じたり経験したお話しをさせていただいてます。

 その中には「あれ?」と言うような内容もあると思いますが・・・独り言だと思って、気軽にお聞きください。

 さてさて、前回放送の余談で言った「珈琲のおともに柿の種 」・・・豆蔵の場合ですが

 お試しされた勇気ある方はおられるかな?

 豆蔵の場合、珈琲を美味しく飲むため為の「柿の種」であって、ケーキやクッキー・・・

 様々なものが珈琲をより美味しくさせてくれると思いますよ。和菓子も良いですね。

 ちなみに「柿の種」は、珈琲を甘く感じさせる為のお供なのです。

 今週のお話しは、自家焙煎珈琲についてお話しします。

 自家焙煎珈琲の最大の魅力は、焙煎したての珈琲がお気軽にお飲みになれると言う事です。

 では、焼きたての珈琲がなぜ魅力的なのか・・・

 それには色々な要素がありますが、今回はこの珈琲の日が経つにつれての豆の変化をお話しします。

 焼きたての珈琲は、最低でも1日寝かせてから飲むのが普通ですが、豆蔵は焼きたてすぐに飲んでみました。

 香りは焙煎したての香ばしい良い香りでしたが、味は・・・?

 好みもございますが、豆蔵には味に落ち着きがないような気がしましたよ。

 銘柄・焙煎度合いにもよりますが・・・

 珈琲豆が落ち着くまで1〜3日は寝かした方が良い気がしました。

 酸味のある珈琲は1日1日 日を追うごとに酸味が増してきますので

 あまり酸味の得意ではない方は焼きたてすぐの珈琲でも良いと思います。

 反対に、強い酸味のお好きな方は日をおいて飲まれるのも方法ですね。

 ただ、あまり日をおき過ぎますと酸化はじまり、珈琲の酸味と異なる酸味になってしまいますので

 出来れば焙煎後2週間以内に飲まれる事をお勧め致します。

 深煎りの珈琲では、香ばしさを楽しまれるなら焼きたてでも良いと思いますが、先ほども言ったように

 味の落ち着く3日後からが良いと思います。

 特にブラジルサントス系は、焙煎したてですと少し青臭い気がします。2週間寝かせても美味しい銘柄だと思います。

 焙煎度合いに関わらず、焼きたての珈琲は、1日1日味や香りが変わっていきます。

 その変化を楽しめるのも焼きたての珈琲ならではですね・・・

 

 豆蔵コラムでは、毎回珈琲について豆蔵が感じたり経験したお話しをさせていただいて

 皆さんに少しでも珈琲に関心を持っていただけるような番組にしていきたいと思っております。

 前回の放送では、自家焙煎珈琲についての特徴や、味の変化についてお話しいたしました。

 今回は、珈琲の入れ方についてお話ししようと思います。

 入れ方。落とし方とも言われますが、色んな入れ方があります。

 身近なものですとペーパードリップ式ですが、最近ではフレンチプレス式も手軽で人気があるようです。

 フレンチプレスとは紅茶を入れるのに使われる器具を使って入れる方法ですね。

 他にもサイフォン式・ネルドリップ式。エスプレッソ式などございますが

 今回は一番手軽で美味しく入れられると思うペーパードリップ式についてお話しします。

 ペーパードリップ式は、ドリッパーとサーバー・ロシと言われる紙を使って入れる方式です。

 珈琲にあまり関心のない方には難しく感じられると思いますが、お湯さえあれば一番手間のいらない入れ方だと思います。

 なにせ後かたづけが楽なのが嬉しいですよね。

 一人で飲む時など、コーヒーカップに直接ドリッパーをのせ、適量の珈琲を入れて、お湯をそそいで珈琲の出来上がり!

 ・・・簡単でしょ?

 インスタントコーヒーを入れるのとあまりかわらない手間で美味しい珈琲がお飲みになられますよ。

 入れるときの珈琲豆の量についてですが・・・

 1杯分を落とす場合、珈琲豆は、だいたい15g〜20g必要になりますが、3杯分を落とす場合

 30g〜40gくらいの豆の量で通常の濃さのコーヒーが出来あがります。

 落とすカップの量が増えるにつれ珈琲豆の量は少なくなると言う事ですね。

 濃さの好みはそれぞれ違いますので自分にあった珈琲をさがしてみてください。

 「この珈琲は不得意だ」と思っても、濃さによっては美味しくなる事もありますので色々試してみてくださいね。

 最近では少し薄目の珈琲がはやってるみたいですよ。豆蔵の珈琲も、少し薄目の方が甘味を感じやすい気もします。

 入れ方については、時間内ですべてお伝えするのが難しい事が判明しました(汗

 簡単に入れられる方法のに説明は簡単じゃなかったですね。伝える未熟さをお許しください(汗)

 よくわからない方は、インターネットで「コーヒーの入れ方」で検索すれば詳しい方法がわかると思いますよ。

 それぞれのお店でこだわりのポイントがあり楽しいと思います。

 次回は、珈琲の水についてお話しします。

 

 先週は、珈琲の淹れ方についてお話しいたしました。今回は、珈琲と水について少しお話しさせていただきます。

 淹れ方については時間内では到底説明できるものではありませんでしたが

 水の説明については前回ほど難しくはないと思います。

 ・・・とは言うものの、美味しい珈琲を飲むにも、美味しい料理を作るのにも水は大切なものですよね。

 美味しい珈琲を求める方は、珈琲豆の次に水にこだわる気がします。

 水には硬水と軟水がありますが、一般的に日本人の口に合うのは軟水だと思います。

 なぜなら日本の水道水のほとんどが軟水だからです。

 軟水で淹れた珈琲はまろやかで、硬水で淹れた珈琲は苦味がが強調されます。

 簡単に言うと、軟水の場合は酸味や苦味・渋味もやさしい感じがしますが

 硬水では酸味が感じにくく苦味が強調されやすいようです。まぁ〜焙煎度合にもよりますが・・・

 ヨーロッパ・・・特にイタリアあたりではエスプレッソやカプチーノが有名ですよね。

 ヨーロッパの水は硬水です。エスプレッソなどには苦味の強調される硬水が適してる・・・

 と、言うより水に合わせた珈琲に仕上げたのがエスプレッソになったかもしれませんね。

 軟水は「まろやか」・・・と言っても感じ方は様々なので、硬水と軟水で飲み比べてみるのも面白いと思います。

 その日の気分に応じて珈琲の銘柄をかえるのも良いですが、水をかえてみるのも良いかと思いますよ。

 佐久市は水道の水も美味しいので幸せですよね。

 珈琲を淹れるのに水道水で全然かまわないと思いますが

 前日に沸かしたお湯を次の日に沸かしなおして淹れてみれば、また違う味が発見できるかと思います。

 お時間があればお試しあれ・・・

 ただし、紅茶の場合は茶葉(これはリーフとも言いますが)茶葉の動きが悪くなりますので、沸かしなおしの水は不適ですね。

 以上の事は持論もございます。異なる考えがあってもいいと思います。あって当然・・・

 どれが正しい・どれが間違いなんか無いと思います。

 珈琲が美味しくいただければ、それが正解なのですから・・・

 来週は『カフェイン』についてお話しさせていただきます。

 

 先週は水についてお話しいたしました。聴いてくださった方の中には試してみた方?おられたかもしれませんね。

 「硬水・軟水」・・・水によって、珈琲の味がかわる楽しみや、自分に適している水を探す楽しみも

 美味しい珈琲を求めていくのには大切な事かもしれませんね。

 先週放送後「硬水はどこで手に入れるの?」と、聞かれました。

 確かに硬水を手に入れる事が難しいと思っている方もおられると思います。

 市販で売られているエビアンやヴィッテルなどが硬水ですので、スーパーなどで簡単に見つけられると思います。

 あと市販のミネラルウォーターは、モノによってはカルシウム分が多くて、配管が詰まる可能性があるのでコーヒーメーカー・・・

 珈琲を淹れる機械ですが、コーヒーメーカーで淹れる時は、水道水の方が良いかもしれません・・・

 さて今回は、カフェインについてお話しさせていただきます。

 「カフェイン」聞き慣れた言葉で、知ってる方も多いと思いますが、あらためてお話しします。

 カフェインは、珈琲の最も特徴的な成分で、お茶やココア・コーラなどの食品にも多く含まれています。

 覚醒作用や解熱鎮痛作用があり、眠気、倦怠感、頭痛に対する効果がある医薬品としても使用されていますよ。

 コーヒーを飲んだ後に計算問題を解くと、計算スピードや正解率が上昇する。そんな結果も科学的に証明されているようです。

 ただ、カフェインの摂りすぎは覚醒状態が続き、不眠になってしまう作用もありますので

 寝る前は出来るだけ避けた方が良いかもしれません。

 ・・・が、毎晩数杯の珈琲を飲む豆蔵の場合は、今のところ寝られない・・・と言う事はありませんね。

 寝られないと言う作用も人それぞれかもしれません。

 浅く焙煎した珈琲より深く焙煎した珈琲の方がカフェインは少ないと言われます。

 研究所や専門書物によっては、焙煎度合とカフェインの量は関係ないと書かれてる物もございますが

 豆蔵が毎晩飲んでる感想として・・・

 どの焙煎度合でも寝られない言う事はないのですが、浅い焙煎の珈琲の方は、酸味があるせいか胃に良くない気がします。

 深い焙煎の方が胃に良くないイメージがあるんですが、深い焙煎の珈琲を、少し薄く淹れる方が胃には優しい気がしますよ。

 これも人それぞれですので皆さんの参考になるかはわかりませんが、感想まで・・・

 「カフェイン」。いくら薬の効果があるとしても摂りすぎには注意しましょう。

 人によってはカフェイン中毒になってしまう危険性もあります。

 程々に・・・ご自分のお身体と相談しながらゆったりと珈琲タイムをお過ごしください。


 

 今週は、焼きたての珈琲について日頃、豆蔵が「なるほど」・・・と、思う事をお話ししますね。

 ただ、最初にお伝えしておきますが、この事については豆蔵独自の焙煎方法で焼いた珈琲の事をお話ししてるのであって

 全ての自家焙煎珈琲には当てはまらない事もあると言うこと・・・その点ご理解の上お聞き下さい。

 ・・・皆さんはきっと、焼きたての珈琲が一番美味しいと感じていると思います。当初豆蔵も同じ様に感じました。

 確かに焼きたての珈琲は香ばしいし、珈琲を淹れる時の膨らみには感動しましたしね。

 しかし、焙煎した豆を日を追うごとに味見していくと、その考えとは少し違いました。

 なぜなら、珈琲の特徴・・・香りや苦味・酸味・渋味などの特徴ですが、それが出始めるには少し時間が必要でした。

 以前のコラムで、酸味の強いキリマンジャロなどアフリカ系の豆は

 「焼きたては酸味もまろやかで飲みやすい」・・・と、お話したと思います。

 酸味の得意ではない方には焼きたては最適なのですが・・・

 でも、よく考えてみると酸味が強いのがこの珈琲の特徴なんですよね。

 豆蔵も、香ばしさが前面に出る焼きたての珈琲ばかり飲んでいて、その珈琲の特徴を忘れていたんですね。

 焼きたてでもその銘柄ごとに特徴はでるのですが、焙煎後?少し時間を置いた方がより感じられると思います。

 焼きたても良いと思いますが、少し寝かせてからお飲みになるのも、また珈琲の新しい発見ができると思います。

 ちなにみ豆蔵は2週間寝かせた珈琲が好み・・・かな?

 さすがに店でお売りするのに何日も寝かせた豆を売る訳にはいきませんよね。

 寝かせられるのはご自宅で・・・そしてご自分のお好みの時期を探してみてください。

 必ずこのあたりが自分の好みだ・・・と、言う時間が見つけられる気がします。

 銘柄にもよりますが、焙煎後1週間以上経過した豆は、さらに寝かせて夜な夜な豆蔵のお供の珈琲になります(汗

 もしかしたら一番落ち着いた味の珈琲を飲んでいるのは豆蔵かもしれませんね。

 寝かせた珈琲を飲む・・・

 ただこのお話しについても豆蔵の独自の感想であって違った意見もあると思います。

 毎回言っておりますが、味の好みも人それぞれ。

 寝かせる時間もその人が決めれば良いのです。焼きたてが好みなら一向に構いません。

 珈琲が美味しく飲める事、それが一番なのですから…


 

 先週、焼きたての珈琲も美味しいですが、焼いてから数日寝かせた珈琲もまた違う美味しさがある・・・

 と言うお話しをさせて頂きましたが、今回も珈琲の味・・・美味しさについてお話ししますね。

 前回もお伝えしましたが、この豆蔵コラムでのお話しは 豆蔵独自の焙煎方法で焼いた珈琲に限った事ですので

 全ての自家焙煎珈琲とは当てはまらない事もあると思います。

 豆蔵の求める味は、ズバリ甘味。食べ物にはその素材が持つ甘味がありますよね。

 良くテレビやラジオの食べ番組でリポーターの方の表現に「柔らかくて美味しい」とか「歯ごたえがあって美味しい」・・・

 などの中に必ず「甘くて美味しい 」と言う言葉が出てきます。

 苦味や酸味は好みで苦手な方もおられると思いますが、甘くて苦手・・・と言う方は少数だと思います。

 珈琲もその素材独自のもつ甘味を感じる事の出来る飲み物です。

 前にもお話ししたかもしれませんが、銘柄・・・産地ですが、それによっても甘味の感じ方が多い少ないがあります。

 酸味の強い銘柄でも、焙煎の度合いによって甘味を感じやすくなります。

 アフリカ系・・・聞き慣れてる銘柄ではキリマンジャロが有名です。

 キリマンジャロの名前が出たので、この珈琲(銘柄)を例えに少しお話ししますね。

 キリマンジャロは、浅い焙煎の場合は酸味の強い珈琲です。

 しかし焙煎を徐々に強くしていくと、酸味が少なくなって渋味にかわっていきます。

 そして、かなり強く(焙煎)していくと酸味は殆ど感じられず、程よい苦味とかすかな渋味が感じられるようになっていきます。

 その全ての焙煎度合いで甘味を感じられるのですが、それぞれ違った独自の甘味も感じられると思います。

 比較的深煎りの珈琲の方が甘味は感じやすい気がします。

 先ほどもお話ししたように強い焙煎の方が苦味にかわっていきます。

 酸味の中の甘味を感じるよりも、苦い物の中の甘味の方がより感じやすい気がしますよ。

 ちなみにこのキリマンジャロ。以前は酸味が好みの方用に浅い焙煎の物を店頭に並べてたんですが

 その焙煎より少し深い(焙煎)方が大好きな豆蔵・・・自分用にその珈琲を焼いて飲んでました。

 好みは人それぞれ。豆蔵は好きでもお客さんが好きかはわかりませからね。

 そんな会話をしたお客さんが、豆蔵好みのキリマンジャロを試しに買っていかれるのですが・・・

 今ではそのキリマンジャロのファンです(笑)きっと違った甘味や酸味・渋味を感じられたのかもしれませんね。

 どんな珈琲でも甘味を探しながら飲まれると より感じられやすくなると思います。

 それが一番大切な事かもしれませんね・・・

 今回は豆蔵好みのキリマンジャロの話題になってしまいましたが

 次回はまた違う銘柄についてお話ししていこうと思ってます。

 それも甘味の感じ方が強い銘柄ですので・・・お楽しみに・・・


 

 豆蔵コラムでは、

 毎回珈琲について豆蔵が感じたり経験したお話しをさせていただいております。

 先週の放送後に、このコラムを聴いてくださってる方から「テーマ曲をジャズにしてほしい」

 と言うお話しが流れてきました。

 昔から珈琲と音楽・・・本もかな?何とも言えない関係がありますよね。

 喫茶店に行くと必ずと言っていいほどジャズやクラッシックが流れてます。

 特にジャズが良く合うのか、お店のマスターはジャズ好きが多いですね。

 ジャズ好きは珈琲好き・・・反対に珈琲好きは音楽好きなのかもしれませんね。

 あとジャズ好きの方はオーディオにも長けてらっしゃる方が多い気がします。

 さて先週の続きの甘味のある珈琲についてのお話しに移りましょう。

 先週は豆蔵の好きなキリマンジャロについてお話ししましたが・・・

 一つだけお話しするのを忘れていました。

 今回入荷のキリマンジャロの生豆・・・焙煎前の豆ですが、不良豆が多く、いささかお勧めしにくいです。

 出来るだけ除去してるのですが、前回入った生豆ほど綺麗じゃありません。

 味や香り自体はあまり変わりませんが、見た目も気にする豆蔵は少し納得いかない所もございます。

 安定した生豆を望むのですが・・・こればかりは自然の農産物。仕方ない事かもしれませんね。

 今回ご紹介するブラジルサントスNo2アマレロブルボンも、昨年の生豆の比べると豆のサイズがかなり小さいです。

 同じブラジルでも今回入ったサンマリノと言う銘柄はサイズも大きく綺麗な豆です・・・

 が、甘味に関してはアマレロブルボンにはかないようです。

 ちなみに・・・普通、珈琲の果実は赤いのですが、

 このアマレロブルボンは黄色い実を付けるめずらしい珈琲です。

 豆蔵の感想なのですが、ブラジル系は焼きたてよりも少し寝かせた方が美味しい気がします。

 なぜなら焼きたては青臭い風味が強く出てしまうからです。これは焙煎の度合い関係なく感じる事で、

 普通深く焙煎すると青臭い風味など感じられないと思うのですが、ことブラジルに関してはそうではない気がします。

 買っていかれる方には出来るだけそのようにお話しさせてもらってます。

 そのかわりと言ってはなんですが、寝かせたブラジルは落着いてくると最高です。

 アッサリ系のブラジルですが、寝かせる事により味に奥深さがでて美味しい珈琲になりますよ。

 カフェオレなどには最適な珈琲かと思います。

 そんなブラジルサントスの中には、アマレロブルボンの他、ピーベリーと言う銘柄があります。

 ピーベリーとは、よく見る普通の珈琲豆と違い、まん丸の豆です。見ためも可愛いですよ。

 アッサリ系のブラジルの中では味が凝縮された銘柄で、甘味はアマレロブルボンには劣りますが

 こちらもアマレロブルボン同様美味しい珈琲です。

 ピーベリーの他にも色々な種類があります。いつも同じ種類のブラジルもいいと思いますが、

 たまには違う種類のブラジルも、また違う甘味の発見があると思いますよ・・

 次回は、最近人気のガテマラについてお話し致します。この銘柄も甘味の強い珈琲ですので・・・お楽しみに!


 

 今回も、珈琲の甘味(旨味とも言います)。その甘味のある珈琲についてお話しさせていただきます。

 その前に・・・先週ご紹介したブラジルサントスNo2アマレロブルボン。

 焙煎してから1週間以上たってしまったので自分達で飲んでみました。

 因みにお店でお売りする珈琲は出来るだけ焼きたてを置いてあります。

 ですから、焙煎して時間がたった豆から豆蔵の口に・・・

 味なんですが、も〜1週間くらい寝かせた方が好きな豆蔵からすると甘味は問題ないのですが、

 コクと言う面では1週間という時間は少し物足りない気がしました。

 コクが出るまでには、もう少し寝かせた方が良いかな〜

 ただ、いつもお話ししている通り好みは人それぞれですので、この感想が正解と言う事はありませんからね・・・。

 ・・・とは言いつつ、今回お話しするガテマラの甘味については、寝かせる時間が必要です。

 自家焙煎珈琲を取扱っておられるお店全てにこのお話しが当てはまるか?は、定かではありませんが。

 豆蔵の作るガテマラに関してお話しすると、焙煎して1日目は甘味はほとんど感じられませんでした。

 ほのかな苦味。あと酸味と渋味も感じられました。

 これは焙煎度合いによっても異なりますが、どの焙煎度合いでも甘味は感じられない気がします。

 2日目から徐々に味は落着いてきます。

 苦味は最初ほど強く感じられませんが、甘味も感じられず、

 1週間くらい経過すると少しずつ甘味が感じられるようになっていきます。

 敏感な方はその前から感じられるかと思いますが、出来れば2週間寝かせた方がより甘味が感じられると思いますよ。

 実はこのガテマラ?当初豆蔵は、甘味の珈琲だとは気が付きませんでした。

 なぜなら焙煎したての豆を味見していたからです。

 商品棚の奥で飲み忘れていたガテマラ・・・

 既に焙煎後2週間以上たってしまったこの珈琲を友達と飲んでみました。

 飲んだ友達が「この珈琲はすごく甘い」と言って、疑いつつも豆蔵も飲んだのですが

 「確かに甘い」

 焙煎したての豆は甘味のかけらも感じる事の無かったので驚きましたよ

 「失敗は成功のもと」 失敗では無いにしても新たな発見でした。

 前も取り上げたブラジル系も同様で、青臭い癖が消えるには寝かせるのが良いと気づいたのも同じ経緯でした。

 寝かせる事で甘味の増す銘柄や、嫌な癖が緩和される銘柄もあると言う事ですね。

 そうそう・・・甘いと言えば良く耳にするモカ。

 モカはモカでも『レケンプティー』と言う銘柄は、深く焙煎するとかなり甘味が感じられる珈琲です。

 このレケンプティーは、焙煎後すぐにでも甘味の出る銘柄です。

 ただ風味が強いので、モカの風味が好みの方なら問題ないですが、

 そうではない方はコロンビアなどの豆とブレンドすると、口当たりの良い甘味の珈琲になると思います。

 甘味の珈琲だけでなく、色んな銘柄をブレンドする事によって、より自分好みの珈琲が出来ると思いますよ。

 これは!・・・っと言うブレンドが出来た時は豆蔵にも教えてください(笑)

 モカの名前の出たので、次回はモカについて少しお話しようと思います。

 今回のガテマラ同様話が外れてしまうかもしれませんが・・・お楽しみに(^^)



 

 先週お話させていただいたガテマラ・・・ちょうど1週間寝かせた豆を飲んでみました。

 今回のガテマラは前回のガテマラに比べやや酸味が強かった気がします。

 キリマンジャロの様に、日ごとに酸味が強まる豆と違い、日に日に酸味が弱く甘味に変わっていきますが、

 今回のガテマラは、甘味に変化するには1週間ではやや足りない気がしました。

 いつもお話しさせて頂いておりますが、生豆によって若干の味の誤差が生じ、ご迷惑をおかけしてしまいます。

 最近お客さんの中には・・・「今回の豆は良いね〜」っと言われる方も増えてきました。

 より珈琲の深さに入られたと申し訳ない気持ちと裏腹に喜びも感じてる豆蔵です。

 さて、今回はモカについてのお話しです。

 珈琲の銘柄の中でモカとはよく耳にする事と思います。実はこのモカも奥深いんですよ。

 モカとひと言で言っても色んな産地があります。

 有名なのがモカマタリやモカハラーですよね。

 ご存知の方もおられると思いますがこの2種類のモカは、生産国が異なるんですよ。

 モカマタリはイエメン産で、モカハラーはエチオピア産。

 違う国なのになぜ同じモカと言うのか・・・両方のモカともにイエメンのモカ港から荷積みされた事から総評して

 モカと呼ばれるようになったとされています。

 詳しく話をすると長くなりますが…『珈琲の発祥の地はエチオピアである』などなど…

 モカに関して調べれば調べるほど、珈琲について話の幅がより広がると思いますよ。

 数多いモカ・・・イエメン産モカのお話しはまた次回の機会にしまして、

 今回は産地の多いエチオピア産モカの味について少しお話ししますね。

 エチオピア産モカには、イルガチャフィー・シダモ・レケンプティー・ジンマなど、数多い産地・銘柄があります。

 豆が不揃いなのが特徴とされるモカですが、その中にあってもイルガチャフィーとシダモは比較的綺麗な豆です。

 味と風味は〜酸味の強い豆で柑橘系の香り・・・かな?

 レケンプティーとジンマ・ハラー等はモカ特有、不揃いな豆なので不良豆の除去には苦労させられています。

 こちらは酸味も程々で、甘いフルーツ系の風味です。焙煎度合いによってはかなり甘い香りと味になります。

 どのモカも、モカ特有の風味は感じられると思いますよ。

 ただ・・・今現在日本にモカが入ってこない状況にあります。

 ご存知かと思いますがこのモカ、残留農薬基準値違反のため輸入が滞っている状態だからです。

 ブレンドには欠かす事のできないモカですが、未だ入荷の情報は聞かれません。

 「陳列棚からモカが無くなる」と言う話を聞きますが、このままでは本当にそうなる可能性が大きい気がします。

 豆蔵も色んなルートから探してるのですが・・・・とりあえずシダモとジンマだけは在庫がある状態です。

 1日も早く入荷される事を願うばかりです。

 何だか寂しい話になりましたが、次回は?・・・次回の話を考えて無かったので・・・

 次回。何の話題か決めてませんが・・・またお楽しみに・・・

 

 今回のお話しは・・・前回放送で話題を決めてなかったので、今回は豆蔵のつぶやきとも言いましょうか・・・

 焙煎している時の豆蔵の独り言をお話ししますね。

 口に出さないまでも、心で叫んでる事・・・かな?

 例えば、今日みたいに雨の日は、晴れた日に比べると思い通りに豆が膨らまない事があります。

 いつも「早く膨らめ〜」とか「なぜ膨らまない!」って叫んでますよ。

 雨の日は湿度が高い為、晴れた日と同じ焼き色で豆を膨らませるのが難しいんです。

 焙煎する時間や火力の調整など色々苦労させられます。

 それでもカラっと晴れた日に比べれば微妙に焼いた時の色が異なってしまいます。

 安定した焙煎を求めてるんですが・・・これはかなり難しい宿題ですね。

 天気だけでも難しい所にきて、入荷する生豆の状態も異なりますしね!

 どちらかと言うとこっちの方が左右するかもしれません。

 収穫から数ヶ月のものから十数ヶ月もの・・・。

 綺麗な豆が入ってくる事もあれば、そうでもない豆が入ってくる事もしばしば・・・

 そうなると生豆に含まれてる水分の量も違ってきて、ますます安定させるのが困難になってしまいます。

 安定させるには、生豆に含まれる水分が少ないオールドクロップの豆を使えばかなり安定するでしょう。

 が、このオールドクロップ・・・珈琲の銘柄本来の味や風味・香りが抜けてしまう傾向があります。

 生豆の保存をしっかりしたオールドクロップの豆に関しては問題なく、オールドクロップならではの

 美味しい珈琲になるものもあると思いますが・・・そのような豆を手に入れるのは難しい気がします。

 オールドクロップと言いましたが、生豆にはニュークロップ・カレントクロップ・パーストクロップ・オールドクロップと、

 収穫から寝かせる時間が違う状態の生豆があるんです。

 ニュークロップとは、収穫から数ヶ月程度寝かせた生豆の事で一番新鮮です。

 以下カレントクロップは数ヶ月から十数ヶ月程度寝かせた生豆。

 パーストクロップは一年から二年程度寝かせた生豆。そして三年以上寝かせた生豆をオールドクロップと言います。

 寝かせる期間が長いほど生豆が自然乾燥して水分の量は少なくなっていきます。

 因みに良く聞くオールドビーンズとはオールドクロップと同じ様な状態の豆の事なのですが、

 本来ならパーチメントと言う生豆を被っている皮を付けたまま寝かせた豆の事を言うのですが、

 保存をしっかりしたオールドクロップの豆よりも尚更入手する事が難しいです。殆ど無いと言ってもいいと思います。

 生の豆は、寝かせる期間が増えると豆に含まれる水分の量が減っていく事、はわかってもらえたと思います。

 焙煎するのに簡単なのはこのオールドクロップなのです・・・が、豆蔵が求める珈琲には適してない生豆のようです。

 銘柄によっては数ヶ月間程度寝かせた生豆のほうが香や味の向上が見られる場合もありますし、

 まぁ〜一概にオールドクロップが悪いと決めつける事も出来ないのですが…

 豆蔵はニュークロップからカレントクロップの生豆を使って焼いてます。

 安定した珈琲を焙煎はするのは大変ですが、

 これからも味や香りなど個性がはっきりと出る生豆を使ってこうと思います。

 ちょっと難しい話になっちゃいましたが、

 今お飲みになられてる珈琲が自分の口に合えば生豆なんか関係ないですからね・・・

 

 豆蔵コラムでは、

 毎回珈琲について豆蔵が感じたり経験したお話しをさせていただいております。

 前回は、豆蔵の独り言といいながら専門用語の連続で、少しわかりにくい内容になってしまい申し訳ありませんでした。

 これからはわかりやすい内容につとめます(^^;)

 5月になり、日中だいぶ暑くなってきましたね。

 これから梅雨の時期に入り、少し冷たい陽気になりますが、梅雨が終わると夏本番。

 と、言う事で・・・今週はアイスコーヒーの淹れ方についてお話ししますね。

 アイスコーヒーの作り方・・・

 難しいとか、大変と考えてる方もいらっしゃると思いますが、これが案外簡単なんですよ。

 こだわった淹れ方をされてる方など、色々な方法もありますが、

 要はアイスコーヒー用の豆を使い、ホットコーヒーを淹れる要領で抽出。

 それを冷まし、冷蔵庫で冷やせば出来上がり!

 ただ、良く冷まさないと冷蔵庫に負担がかかるから注意が必要ですね。

 少しこだわったアイスコーヒーを作るには、淹れた珈琲を急速にを冷やすのがコツです。

 ペーパードリップ式で淹れる場合や、コーヒーメーカーで淹れる時など、サーバー・・・珈琲が落ちるポットの事ですが、

 それに予め氷を入れておくと落ちた珈琲は急激に冷えます。

 サーバーがガラス製の場合、氷を入れる時に割れる危険もありますので、注意して入れてくださいね。

 それから、サーバーに入れてある氷が溶ける為、

 アイスコーヒー用の豆は普段よりも多く使用しないと薄く感じてしまう事もありますので、

 ご自分に合う豆の量を探してみて下さい。

 豆蔵のアイスコーヒーの淹れ方は少し違いまして、ペーパードリップ式は同じなのですが、

 予めボールに水を張りそのボールの中にサーバーを入れ、ペーパードリップ式で淹れます。

 珈琲を淹れながら水道の水で徐々に冷まし、珈琲が最後まで落ちたらボールの中で冷やします。

 ボールの水がサーバーに入らないように注意は必要ですね。

 このようにアイスコーヒーにも色々な淹れ方があります。

 美味しい淹れ方を発見されましたら豆蔵にも教えて下さいね。

 それから〜アイスコーヒーをブラックで飲まれる方は必要ないかもしれませんが

 甘味を加える方はガムシロップを使いますよね。

 意外とこのガムシロップでもアイスコーヒーの味は全然変わるんですよ。

 市販のガムシロップを使われるのも良いですが、グラニュー糖をお湯で溶かして作ってみてください。

 少し手間は掛りますが市販のガムシロップを使ったアイスコーヒーとはかなり味が違います。

 ただし、グラニュー糖で作ったガムシロップは傷みも早いので、少量ずつ作られる方が良いと思います。

 豆蔵も時々友人にアイスコーヒーを作ってやるんですが、その際は予めサーバーに適量のグラニュー糖を入れてから

 先ほどお話しした様にアイスコーヒーを淹れます。

 ほんの少量、わからない程度にグラニュー糖を入れるとコクが増してひと味違う珈琲になるんですよ。

 これは豆蔵の秘策…ですけどね(*^_^*)

 以上豆蔵のアイスコーヒーの作り方をお話ししましたが

 「アイスコーヒーも簡単に出来るんだな〜」・・・と思ってもらえたり

 これからアイスコーヒーを作るのに少しでもヒントになれば良いかな?・・・と思います。


 

 先週、リスナーの方から水出しコーヒーに適した豆は?と言うお話しがありましたので、

 今回はそれをヒントにお話ししますね。

 前回のアイスコーヒーと水出しコーヒーは、少し似ている面があります。

 アイスコーヒーも水出しコーヒーも、淹れるのに使用する豆は焙煎の強い豆を使います。

 水出しコーヒーはアイスコーヒーほど深煎りの豆は使いませんが

 それでも結構深く煎った豆が適してると言われています。

 なぜ深煎りの豆を使うか・・・

 お湯で淹れるより水で淹れる方が、珈琲の旨味や苦味

 その他色々特徴が出るのに、水で淹れる方が時間を必要とするからです。特に色に関してはかなり時間が必要です。

 その為、深煎りにした豆を使う事によって通常の色が出やすいと言う事です。

 浅煎りの豆を使ってもかまわないのですが、色が出にくいのと、色が出るまで時間をかけてしまうと味がキツくなるので

 水出しコーヒーの最大の特徴・・・まろやかさが失われちゃうんですよ。

 色と味は比例しないと言う事ですね。

 もっとも、似ているのは深煎りの豆を使うと言う事くらいで、淹れ方・味・風味自体は全然違いますしね。

 アイスコーヒーの場合酸味が殆ど感じられない程焙煎した豆を使用するので

 味自体は「苦味が美味しい」とか「コクがあって美味しい」と言う感じですが

 水出しコーヒーの場合は、そこまで深く焙煎しない分、香りなど銘柄本来の味が楽しめます。

 通常ホットコーヒーを淹れる時は、お湯を使用するんですが、名前の通り水出コーヒーは水で抽出します。

 水で淹れると、お湯で淹れた珈琲に比べ、珈琲の旨味が徐々に出てきます。

 時間はかかりますが、このお陰で通常の淹れ方の珈琲よりも味がまろやかになると言う事ですね。

 それから・・・ほんとに苦く濃い珈琲が好き!と言う人は別として、

 アイスコーヒーをホットで飲まれる方は少ないと思いますが、

 この水出しコーヒーは冷やして飲んでも、温めて飲んでも美味しくいただける珈琲ですね。

 豆蔵も簡単に、水出しコーヒーを淹れてみました。

 使った豆はロイヤルアイス。通常のアイスコーヒーより焙煎をおさえた自家焙煎の豆です。

 味は苦味も程々 酸味も無くまろやかな珈琲でした。

 もう1種類・・・こちらは豆蔵お勧めブレンドの深煎りを使って淹れてみました。

 深煎りと言ってもロイヤルアイスよりはかなり浅煎りの豆です。

 豆蔵の感想ですが・・・ちょっと薄いかな?ま〜これは珈琲豆の量を少し増やせば解決ですね。

 あと、少し青臭さが残る気がしました。

 でも淹れてから2日経ったらその臭みも消えてロイヤルアイスよりまろやかで香りが最高でしたよ。

 薄いと言いましたが、時間的にも2時間しかおかなかったのも原因かもしれませんね。

 これからブラジルサントスのフレンチローストを使って淹れてみたいと思います。

 感想は次回の放送で・・・


 

 前回は、リスナーの方に質問をいただいたお陰で、

 水出しコーヒーについてより深い勉強をさせていただく事が出来ました。

 ご来店共々・・・この場をお借りしてお礼申し上げます。

 先週の宿題・・・ブラジルサントスの深煎りを水出しで淹れた結果ですが、

 前回使用したロイヤルアイスと豆蔵お勧めブレンドの深煎りよりも水出しコーヒーには向いてる気がしましたね。

 ブラジル特有のガツン!とくる苦味が水出しによってまろやかになり、

 なおかつ水で抽出しても負けない味や風味・色に仕上がりました。

 それでも少し薄い気はしましたけど・・・ まぁ〜それはあくまで豆蔵の感想ですけどね。

 さて今回は、豆蔵の出来事をお話しさせていただきます。

 先日、お客さんのお店で他のお店の自家焙煎珈琲を飲ませて頂く機会があり、こちらも勉強させてもらいました。

 4種類の珈琲を頂いたんですが、どれも焼きたてだけあって良く膨らみ、淹れるのも楽しかったですよ。

 それぞれの特徴・・・例えば

 酸味の強い珈琲や、酸味はほとんど感じられない苦味の珈琲。苦味とコクが強調された珈琲など、

 良く特徴の出ている珈琲ばかりでした。

 飲み比べて感じた事・・・

 それは、お客さんが美味しいと言った珈琲と、豆蔵好みの珈琲は全然違う、と言う事でした。

 酸味の少ないコクと苦味の珈琲が好みのお客さんには、

 豆蔵が美味しいと言った酸味系の珈琲はあまり好評ではありませんでした。

 酸味大好きな豆蔵と、酸味の苦手なお客さん・・・この事を考えても、

 良く豆蔵が言っている「好みも人それぞれ」っと言う事が改めてわかった気がしました。

 好みと反対に苦手な味はありますよね!

 味とはちょっと違うかな〜?豆蔵にも苦手な珈琲があります。

 アフリカのケニアと言う銘柄なんですが、この珈琲?独特の風味がありまして・・・

 浅煎りにすると酸味系の珈琲なので豆蔵の好きな部類に入るのですが、独特の風味。これががちょっと・・・

 良く表現すれば野性的なんですが、悪く例えると土(つち)臭いんですよ。

 豆蔵の店ではフレンチローストに近い、かなり深い焼き方で焙煎してるんですが、

 深く焙煎してもこの風味は逃げませんね。

 そんな感じで、お店に来られたお客さんには進んでお勧めはしてないんだけど、

 中にはその風味が無ければ美味しくないと言われるお客さんもしばしば。

 リピーターの方も多い銘柄です。

 この様に、好みは人それぞれ。

 今までにお飲みになられた珈琲がお口に合わず、珈琲が苦手になってしまった方も

 必ず美味しいと感じられる銘柄があるはずです。

 色んなお店に行って、お話しだけでも聞かれるのも楽しいかもしれませんよ。

 珈琲に興味を持ってもらうお手伝いが出来れば、珈琲に携わる豆蔵も嬉しいです。

 本を読んだり、ラジオや音楽を聴いたり・・・

 そんな安らぐ時間のお手伝いに珈琲が入ることが出来れば良いな…と思います。


 

 先週は、好みの珈琲と、ちょっと苦手な珈琲についてお話ししました。

 その中に豆蔵の苦手な銘柄でアフリカのケニアと言う銘柄を挙げましたが、

 このケニア、唯一美味しいと感じた時がある事を思い出したので今回はその事を少しお話ししますね。

 豆蔵が苦手なケニア。

 入ってきた生豆も同じ・焙煎度合いも同じ・・・もちろん豆蔵の焙煎した、いつものケニア。

 それなのに何故?  ・・・それは淹れ方の違いでした。

 その美味しいと感じたケニアの淹れ方が、普段の豆蔵の淹れ方と違ってたんです。

 豆蔵は主にペーパードリップ式かコーヒーメーカーで淹れているんですが、

 その時美味しいと感じた淹れ方はネルドリップ式。特に一人前ずつ落とすネルドリップ式でした。

 珈琲に携わる者として恥ずかしい話なんですが、それまで豆蔵はネルドリップ式で淹れた事が無かったので、

 その時まではペーパードリップ式とネルドリップ式の違いは

 「紙」(ペーパーフィルターの事ですが)その紙の臭いがあるか無いかだけの問題で、

 味や風味に差ほど違いは無いと思っていました。

 ですから、この味や風味の違いには驚きでした。

 ペーパードリップに比べると独特の風味はあるものの嫌な感じではないんですよ。

 まろやかと言うか、癖が強くないというか・・・風味と同様、味もまろやかで、やさしい感じがしたのを覚えてます。

 そこで気が付いた事。

 他にも色々な要素があるとは思われますが、大きな違いはペーパードリップ式に比べて

 ネルドリップ式の方が、お湯が珈琲豆を抜け、サーバーに落ちるスピードが早い事です。

 ペーパーに比べネルの方が目が粗いので、おのずとお湯の通り抜けがスムーズなのです。

 スムーズと言う事は、悪く例えるとあっさりしたコクの少ない薄目の珈琲を想像してしまいますが、

 実際はまろやかな口当たりの良い珈琲になります。

 このスムーズさと焙煎の度合い、プラス苦手なケニアの風味が偶然、豆蔵の好みに合ったと言う事ですね。

 ケニアが好きと言う方にはちょっと薄く感じるかもしれませんが美味しいと感じる方も多いと思いますよ。

 ケニアに関わらず全ての珈琲に関しての話ですけどね

 最後になってしまいましたが、

 ペーパードリップ式とは、言葉の通り濾紙と言われる紙を使用する入れ方、

 ネルドリップ式は、こし布を使う淹れ方です。

 しかしこのネルドリップ。ネルの手入れや保存方法が大変なんですよ。

 お手入れ方法や保存方法はここで紹介するには少々難しいので、珈琲の専門誌やネットなどで調べてみて下さい。

 お手軽に・・・と言う事で、普段からペーパードリップ式をお勧めしていますが、

 興味のある方や手間が気にならない方、お時間の空いた時には

 このネルドリップ式、一度試してみると良いかもです。

 今まで苦手だった珈琲が好きになるかもしれませんよ。



 

 前回、ネルドリップ式とペーパードリップ式の違いについてお話し致しました。

 その時に、双方の大きな違い・・・それはお湯が珈琲豆を抜けるスピード

 簡単に言うと珈琲が落ちるスピードですが、

 ペーパードリップ式よりもネルドリップ式の方が早いと言う事をお話しさせていただきました。

 今回はこれに少し似たお話しをしますね。

 ペーパードリップ式の濾紙・・・紙のフィルターについて少しお話しします。

 見た事がある方も多いと思いますが、濾紙には『白い紙』と『茶色い紙』、2種類の色があります。

 白い濾紙は『漂白済み』。

 茶色い濾紙は『無漂白』の紙、と言う事です。

 前回、ペーパードリップ式は紙の臭いが気になる・・・と言うような事を申しましたが、

 茶色い無漂白の濾紙に比べ、漂白済みの白い濾紙は、ほとんどと言っていい程その臭いが気になりません。

 それは、酸素漂白と言う方法で紙を白くするのと同時に紙の臭いも取ってくれるからです。

 酸素漂白と言っても、漂白剤の臭いや成分はほとんど残ってないので安心してくださいね。

 ただ・・・中には敏感な方もいて、漂白剤の臭いや化学物質に反応してしまう方もおられますので、

 そのような方は無漂白の濾紙をお勧めします。

 豆蔵は、両方の濾紙を使って淹れるのですが・・・確かに無漂白の濾紙の方が紙の臭いは気になります。

 そんな時にはひと手間!無漂白の濾紙を使用する時には、珈琲豆を入れる前に一度湯通ししています。

 このひと手間で紙臭さはかなり抑えられますよ。

 同様に、漂白した濾紙も湯通しすれば漂白剤の臭いが気になる敏感な方も、少しは改善するかもしれませんね。

 幸い豆蔵は、漂白剤の臭いは気にならないので試した事はありませんが、

 お試しの方で・・・もし違いがありましたら豆蔵にも教えてください。

 とは言うものの、この濾紙についても難しく考える必要はないですね。

 あくまで興味のある方や、そんな話してたな〜・・・と思った時に

 いつもと違う濾紙を使ってみようかな?と思うくらいで良いと思いますよ。

 さて、冒頭で「今回はこれに少し似たお話しをします・・・ 」と言いましたが、

 無漂白の濾紙と漂白してある濾紙の違いの話で、別段前回と似ている話じゃないじゃない(汗

 と思われる方・・・おられるかと思います。

 では、何が似ているか・・・

 それは珈琲が落ちるスピードなんですね〜。

 漂白してある白い濾紙に比べ、無漂白の茶色い濾紙の方が落ちるスピードが遅いんです。

 濾紙の目の細かさだと思いますが・・・前回、落ちるスピードが早ければ、まろやかな珈琲に仕上がる。

 悪く例えるとちょっと薄目の珈琲になると言う事をお話しした様に、

 ペーパーの種類によってもこれに似た表現ができると思います。

 濾紙をかえてみることだけでもこうした違いがあること、ちょっと知っていて頂くと面白いかもしれませんね。

 ただ、いつも言ってますがこれも好みの問題。

 まろやかな珈琲が好きと言う人もいれば、キリっとした珈琲が好きな方もおられます。

 しかし今回の、濾紙で淹れた時に水が落ちるスピードの差は多少で

 味や風味の差は、気を付けなければわからない程度だと思います。

 興味のある方は遊び心で試してみて下さい・・・ね(^o^)


 
 

 前回のコラムで、無漂白の濾紙と漂白してある濾紙についてお話ししましたが、少し付け加え・・・

 メーカーによっては無漂白の濾紙の方が少し値段が高い物もあります。

 なぜなら紙の臭いを取りさる作業が酸素漂白の濾紙より無漂白の濾紙の方が手間がかかる為です。

 豆蔵のお店で取扱っているメーカーは同じ値段ですが、大体のお客さんが漂白した白い濾紙を使って頂いている為、

 無漂白濾紙の在庫が、ある時と無い時はありますけどね。

 さて今回は・・・先週リスナーの方より缶コーヒーについてのお話しがありました。

 今週のはこれをヒントにさせていただいて、缶コーヒーについてお話しいたします。

 最近、砂糖やミルクを入れない方が増えてきた為に、缶コーヒーも微糖や無糖のものが増えてきました。

 少し前には甘味の強い缶コーヒーが多かったですね。

 甘味の多い缶コーヒーには角砂糖が5個くらい入ってると言われてます。

 これを毎日数本飲むとすると・・・考えただけでも身体に良いとは思えませんよね。

 では、無糖なら良いのか?って言われると、そうでもない気もします。

 お砂糖やミルクが入ってる缶コーヒーに比べると余計な物が入ってない、とは思いますが、いくら冷蔵庫に保管したとしても

 自分が淹れた珈琲を1年、いや1ヶ月以上経った物を、飲もうと言う勇気は豆蔵には無いです。

 缶コーヒーは淹れたて…と言うわけにはいきませんからね。

 普通、アイスコーヒーの様に濃い焙煎の珈琲でも、淹れてから5日〜1週間経つと珈琲は濁ってきます。

 酸味系の珈琲であればなおさら。1時間もしないうちに濁ってしまう銘柄もあります。

 無糖の缶コーヒーの様に濁らない技術があれば良いですけどね。

 随分と昔の話ですが、ミルク入りの甘〜い缶コーヒーを自動販売機で買って飲んでいた時がありました。

 季節はちょうど春の暑い日。

 良く冷えた缶コーヒーを一口、口に入れた瞬間!!嫌な酸味と、固形物が口の中に入ってきました@@!!

 慌てん坊の豆蔵は少し飲んじゃったんですが・・・後日、胃薬のお世話になりました(汗)

 多分、冬にホット用として入れておいた珈琲を春になったからアイス用に冷やした為に、

 ミルク成分が酸化し分離したものだ、と思われます。

 缶コーヒーについて調べた時に缶コーヒーの賞味期限はおおよそ1年と言う事でしたが、

 販売機などで加熱した場合は約2週間と書いてありました。

 缶コーヒーをお飲みになられる時、特にお砂糖やミルクが入ってる缶コーヒーはその辺りを少し注意して

 飲まれた方が良いかもしれませんね。

 最近の缶コーヒー。特に無糖の物は美味しくなりました。

 昔は安い価格の豆を使用してたようですが、最近はアラビカ種のような豆を使用してるみたいですね。

 テレビコマーシャルで、コロンビアスプレモ100%使用!って聞いた気がしますもん。

 缶コーヒーについては辛口の意見が多い豆蔵ですが、好きな方にやめなさい!とも言えませんし、

 事実豆蔵もたまには飲みますしね。

 ただ・・・あれ以来、無糖の缶コーヒーですけどね(笑)

 最近は朝、淹れた珈琲をペットボトルに入れて持ち歩いています。

 そんな方の為にも、冷めても美味しい珈琲を作らねば・・・と思っております。


 

 前回、缶コーヒーのお話しの中で

「最近の缶コーヒーに使用する豆はアラビカ種になって以前よりも美味しくなりました」

 と言う様なお話をさせていただきました。

 では以前の缶コーヒーにはどのような珈琲を使用してたのか・・・

 種類によっては今も使用してると思いますが、よく耳にするアラビカ種とは違う『ロブスター種』

 と言う種類の豆を使用している物が多いですね。

 ロブスター種は缶コーヒーだけではなく、インスタントコーヒーやリキッドタイプのコーヒー、

 スーパーなどで売られているパックのアイスコーヒー等にも多く使われています。

 なぜロブスター種を使用するのかと言うと、最大の要因は価格が安いという事だと思います。

 アラビカ種に比べ病害虫に強いと言う特徴をもっている為、

 安定した供給と栽培に際してアラビカ種よりも手間がかからない事など、

 アラビカ種に比べて安い価格で取引できると言う事です。

 それから、アラビカ種と比べ抽出した珈琲の色が濃く出る事なども缶コーヒーその他に向いてる気がします。

 ただし、ロブスター種のカフェインはアラビカ種の約2倍多く含まれておりますので、

 その点注意して飲まれた方が良いかと思います。

 最近はロブスター種の価格も上がり、安いアラビカ種とあまり変わらなくなってきました。

 その事も影響してなのか、アラビカ種を使った缶コーヒーやインスタントコーヒーが増えてきてるのかもしれませんね。

 ロブスター種の味や風味の特徴ですが・・・苦味系の珈琲です。

 ただ、ブラジルやコロンビア系に比べると苦味もキツく淡泊に感じます。

 風味ですが、これが好きか嫌いに大きく分かれる気がします。

 表現が良くないのですが・・・泥臭さが口に広がり、何とも言えない独特の風味なんです。

 豆蔵はちょっと苦手な風味なのですが・・・この風味が好きな方もおられるのですよ。

 豆蔵の得手不得手のせいで普段、店頭には並んでないのですが生豆を見た限りでは綺麗な豆ですね。

 豆蔵の感じた事ですがアラビカ種でも、インド産の珈琲とケニアはこれと似た風味を感じました。

 なぜロブスター種が苦手なのか・・・余談ですが、以前インドネシアに行った時

 ホテルでもレストランでも全てがロブスター種のバリコーヒーだったんですよ。

 バリコーヒーは抽出のやり方も独特で、口に残る感じがちょっと(汗)…それ以来苦手になっちゃいました。

 但し、今ではインドネシア・・・主にバリ島ですが、アラビカ種の珈琲を使用したお店も多くなりました。

 豆蔵の感想で悪いイメージを持たれてしまった方も多いと思いますが、

 このロブスター種、一度は試してみるのも良いと思いますよ。

 お口に合う方もおられると思います。好みは人それぞれですからね・・・(^^)


 
 

 先週、豆蔵の苦手はロブスター種・・・というお話しをさせていただきました。

 先週の放送後、今回入荷した豆なら大丈夫かな?と思い、インドネシアのジャバロブスターと言う豆を焙煎してみました。

 焙煎の度合いはシティーロースト。一番味や風味の特徴が出る焙煎です。

 色んな珈琲を飲んでいますが、焼きたての珈琲はどれも香ばしさが優先し、

 銘柄本来の風味は感じにくいのが特徴のようです。

 その特徴を利用する事によって、

 苦手なロブスター種も焼きたてなら風味は緩和されるのでは?と思っていたのですが・・・

 これが結構強敵で(汗)焼きたてにもかかわらず独特の風味は消えませんでした。

 1杯目は何とか飲めたのですが、2杯目は臭いも気になり全く駄目!ほんと、豆蔵には不得手な珈琲です。

 でも、この珈琲を飲んだ人が言うには「普段飲んでる珈琲とは違うけど、

 「これはこれでありだよね!」と、美味しいとの事でした。 やっぱり、口に合う珈琲・合わない珈琲はあるんですね。

 前にも言ったと思いますが、

 珈琲の苦手な方も、色々な銘柄を試してみれば美味しいと感じる銘柄は必ずあると思いますよ。

 豆蔵にしても最初から苦手なロブスターを飲んでいたなら珈琲が苦手になっていたかもしれませんしね。

 逆に、ロブスター種を飲んでから珈琲が好きになる方も必ずおられると思います。

 このジャバロブスター・・・先程から苦手な風味と言ってますが、苦手な風味とは?

 豆蔵なりの表現で言えば、フレーバーコーヒーに似た風味と言う表現になります。

 フレーバーコーヒーとは、珈琲にナッツやチョコレートなどの香りを付けた珈琲の事です。

 そもそもフレーバーコーヒーが苦手な豆蔵ですから、

 おのずとその風味に似たジャバロブスターは苦手になっちゃうと言う事ですね。

 このフレーバーコーヒーも人気のようで、少し前までは問い合わせも多々ありました。

 それこそ、これはこれであり!で、

 このフレーバーコーヒーから普通の珈琲に興味を持ってもらえるのも良い事だと思います。

 最近、若い方の珈琲離れが多い様に思います。

 このフレーバーコーヒーの流行により、若い方からお年寄り・・・しいては子供までもが珈琲を飲んでもらえている事は、

 珈琲に携わる豆蔵にとっても有難い事だと感じてます。

 ただ、珈琲本来の味や風味を求める豆蔵にとってはこのフレーバーコーヒー?少し別の飲み物の様な気もしますが・・・ね。

 だからと言って豆蔵の考えが正しいとは思いませんよ。

 フレーバーコーヒーも珈琲のうち!皆さんは皆さんの考え方を持たれれば良いと思います。

 そして少しでも珈琲に興味を持って頂けるなら嬉しいですね・・・



  
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